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輝け! 空高く

Auteur: 結城慎二
last update Date de publication: 2026-06-25 18:00:09

 ジョーたちが村を出た後も村の再建は日常として続いている。

 住む場所は人間の基本だからできるだけ速やかに取り戻さなきゃいけない。

 多少体制が変わってはいるけれど。

 まず、新しく焼きあがったルンカーで新しい窯を作った。

 前の窯よりふた回り大きい窯を作った事で、生産スピードが上がった。

 粘土質の土でドームを作っただけのものと違って、焼きあがるたびに補修する必要がなくなったのも能率が上がった理由だ。

 ヘレンが雑木林に入る時に護衛につくのがオギンの役割として割り振られた。

 これによってジャリとジャスの仕事が中断される事がなくなって、これも生産速度の向上につながっている。

 ジャスは時々ルダーについて行って畑の管理を分担してる。

 もちろん僕もたまに畑には出向くけど。

 畑にはジョーのキャラバンから仕入れたデーコンの種などを植えたのでルダー一人に任せるというわけにいかなくなったからだ。

 仕入れたのは葉物野菜や根菜なので、収穫サイクルが早い。

 「だから

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    「それ!」 と飛ばすと、玉はこちらも町から提供した鉄の板の的に命中する。  距離は百カルほどだろうか。「これ、この通りめり込むだけなんじゃよ。もっとこう……威力を上げられんものかの?」 なるほど。「どれくらいの距離なら貫通できますか?」「五十シャルというところかの。これでは『石の弾丸』と変わらん」「オギン」「はい」「この威力はどうなんだ?」「はい、概ね想定通りの威力です」「何? この程度なのか?」「はい、現代の戦において『鉄の弾丸』は主将の警護にあって最接近を許した際の一撃必殺手段ですから」「つまらんの」 僕もそう思う。  というより、魔法使いが接近戦なんてしちゃダメだろうよ。  だからちょっと地球知識を持ち出すことにした。「射出速度を上げることはできますか?」「速度?」 前世知識は地球の単位を前提にしているのでこっちの世界に丸々持ってくるのは難しい。  特に速度計算に必須な時間の単位が変換不能だ。  こっちで使われているのは一年=十三ヶ月、一ヶ月=二十五日、一日=二十時間までだ。  時間に関していえば正確な時を刻む装置がないんでおおよそだ。  この世界は地球でいう春分が新年で、新年の正中から翌日の正中までを二十で区切っているだけ。  人の手指が十本あることから、昼を十時間、夜を十時間で数えているわけだ。  さて、以上のことから数字で語るのは難しい。  そこで僕は落ちている大きめの小石を二つ拾い上げ、一つを軽く投げてみるとコツンと壁にぶつかる。  そしてもう一つを野球選手よろしくビュンと投げる。  カツンと鋭い音がした。「ふむふむ、気づかなんだ。矢ほどの速さがあれば十分と思っておったが、確かに矢も弓の引き手によって威力が違うことがあったやもしれん。そうか……ぐふふ。速さの……どれほどはやめれば良いと思う?」 魔法の弾丸は、サイズにもよるけど、なんとか視認できる

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  • 僕だってチートがあれば苦労なんてしていない    泣ぬれるは枝の上

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